ベースファイルの作成
このページでは、ベースファイルを作成する際のルールについて説明します。
概要
MMGはmarkdownファイルやjupyter notebookのmarkdownセルを読み込み、内容を分類します。そのために、MMGは以下の特別なmarkdownコメントを使用します。
- ヘッダー
<!-- multilingual suffix: keyword1, keyword2, keyword3 -->
: 今後どのキーワードを使用するかを宣言します。<!-- no suffix: keyword -->
: 指定したキーワードのファイルにサフィックスを付けません。
- マクロ
<!-- [[ multilingual toc: level=2~3 ]] -->
: 指定した場所に各キーワードの目次を自動生成します。
- 本文
<!-- [keyword] -->
: セクションがどのキーワードに属するかを宣言します。<!-- [common] -->
: すべての言語で共通する内容を宣言します。<!-- [ignore] -->
: セクションを無視します。
Note
MMGのドキュメントでは、「キーワード」と「タグ」の用語を同じ意味で使用しています。
ソースコードでは、変数名suffix
またはlang_tags
としても呼ばれます。
すべて同じ意味です。
ヘッダー
Note
v2.0.0から、ヘッダーはドキュメントのどこにでも宣言できます。ただし、v1.x.xでは、ヘッダーは本文の前に宣言する必要があります。
使用するキーワードを宣言する
使用するキーワードを宣言します。キーワードはコンマで区切ります。 キーワードにはIETF言語タグを使用できます。
<!-- multilingual suffix: en, kr, fr, es, jp, cn -->
作成されたファイルにサフィックスを付けない(オプション)
作成されたファイルにサフィックスを付けたくない場合は、次のように宣言できます。
たとえば、no suffix: en
を設定すると、ファイル名.en.md
は作成されず、ファイル名.md
が作成されます。
GitHubでは、サフィックスが付いているとメインのREADME
が認識されないため、メインのREADME
になるファイルにはno suffix
を設定することをお勧めします。
<!-- no suffix: en -->
マクロ
目次マクロ
Baseファイルには、複数のキーワードからのコンテンツが含まれているため、目次を自動生成する既存の方法は機能しません。そのため、MMGは自動的に行うためのマクロを提供しています。
<!-- [[ multilingual toc: level=2~3 ]] -->
レベルオプション
注意事項
- この
level
オプションは必須です。level
を省略すると、MMGはこのマクロを通常のコメントとして認識します。 - 目次マクロは暗黙的に
<!-- [common] -->
に属するものと見なされます。そのため、目次マクロを使用すると、自動的に現在のキーワードがcommon
に変更されます。
level
を表示する方法は4つあります。
level=2
: レベル2の見出しだけが目次に表示されます。level=2~
: レベル2から9の見出しが目次に表示されます。level=~4
: レベル1から4の見出しが目次に表示されます。level=2~4
: レベル2から4の見出しが目次に表示されます。
絵文字なしオプション
時には、タイトルに絵文字を入れながら、目次では絵文字を消したい場合があります。
あなたがこのような状況であれば、以下のように no-emoji
オプションを適用してください。
<!-- [[ multilingual toc: level=2~3 no-emoji ]] -->
no-emoji
が適用されると、絵文字のないタイトルのみが目次に表示されます。
**Table of Contents**
1. [Heading 1](#heading-1-)
2. [Heading 2](#heading-2-)
# Heading 1 💎
# Heading 2 ❤️
**Table of Contents**
1. [Heading 1 💎](#heading-1-)
2. [Heading 2 ❤️](#heading-2-)
# Heading 1 💎
# Heading 2 ❤️
本文
キーワードが認識されると、その後のコンテンツは、別のキーワードが表示されるまで、そのキーワードで認識されます。
ユーザー定義キーワード
ヘッダーで宣言されたキーワードを使用して、セクションがどのキーワードに属するかを宣言できます。 誤って未定義のキーワードを使用した場合や、キーワードの数が一致しない場合は、検証機能を介してエラーが通知されます。
<!-- [en] -->
<!-- [ko] -->
<!-- [fr] -->
<!-- [es] -->
<!-- [ja] -->
<!-- [cn] -->
...
共通セクション
生成されるすべてのファイルに共通する内容を宣言できます。
<!-- [common] -->
この内容はすべてのファイルに表示されます。
無視されるセクション
コメントやメモなど、作成されたファイルから除外したいセクションがある場合は、ignore
キーワードを使用します。
<!-- [ignore] -->
このセクションは、作成されたファイルに含まれません。